文鳥のパニック・てんかん発作
一緒に過ごす文鳥が突然パニックを起こし驚いた事はありませんか?
急にゲージ内外でバタバタと飛び上がったり、暴れる事を経験された飼い主さんは以外にも多いのではないかと思います。
過去に室内の掃除中に誤って物を倒してしまい、ゲージの付近に向かって倒れてしまった為にかなり驚かせた事をとても反省した経験があります💦
放鳥時に元気に飛び出し室内をぐるりと飛んだ際、何かに驚き慌てて飼い主の所に戻ろうと顔面に突っ込み衝突!なんてこともありました💦(頭に乗るつもりだったのかなと思います)
てんかん発作はなぜ起こるの?
文鳥は見慣れぬ物や音、環境に対して恐怖と不安を感じたり、寒く低温が続くとてんかん発作が起きやすくなります。
呼吸が荒くなりヒューヒューと呼吸が聞こえ、次第に呼吸困難になり暴れ意思とは関係なく体が動いてしまい不随意運動が起こります。
秋~春にかけて気温が低くなり、更に夜間の寝ている時間(午前2時~6時頃まで)にバタバタと暴れだしてしまう子がますがこれもてんかん発作です。
気温の変化に体が追い付かず低温に対してパニックになり発作が起こります。
ゲージ内の温度と湿度を常に確認し、早めにヒーターを付けるよう対策をして就寝中に発作が起きないようにします。
甲状腺機能低下症による発作の場合は元気がなくぼーっとしていたり、体温が下がり眠ってしまう事があります。
この状態が長い時間続くと自力の食事が取れず危ない状況になってしまうので、無駄にエネルギーを使わせないように保温をする必要があります。
年齢が高くなるにつれて発作は起こりやすいと言われていますが、若鳥でもきっかけで一度発作を起こすと度々繰り返すようになる傾向があるようです。
てんかん発作の予防は栄養の整った食事と適度な日光浴や運動はもちろんですが突発的、継続的なストレスを与えないようにする必要があります。
発作が始まったばかりの文鳥は首を左右に振る仕草をしますが、この段階では飼い主が優しく声をかけて撫でてあげることで落ち着きます。
呼吸が荒かったり普段とは違う声で鳴き続けたり、床で転がるなどの発作が起きてしまった場合にはゲージ外だと飛び上がり暴れて壁に激突したり危険です。
驚かせないようにそっとゲージに戻して暫くの間あげて休ませてあげることが必要です。
ゲージ用品も少し減らし衝突を避けるように工夫し、ゲージにタオルやカバーなどを掛けて視覚からの刺激を減らすと良いそうです💡
ゲージに戻している時は飲み水を下げて飲ませないようにしてください。
発作中に水を口にするとうまく飲み込めずに窒息してしまう可能性があり、さらに暴れた勢いで水浴び容器に浸かってしまい溺れてしまう事故もあるそうです。
力が抜けたように斜めに横たわっていたり呼吸が荒くヒューヒューと声が出ている場合はとにかく安静にゲージの中に戻してあげる事が必要になります。
発作は数分で収まりますので、飼い主の私達も慌てず優しい掛けをしながらゲージ内温度を25℃〜30℃に高めに設定し見守るようにしてください。
予防方法
愛鳥との信頼関係を築く事が一番大切です💕
リラックスして生活できる環境を作るよう心掛けて下さい。
規則正しい生活リズムを心掛けて早めに寝かせてあげると心身が休まります。
ビタミン不足に注意して総合栄養食などを活用して食事を整えてあげます。
運動不足にならないようにゲージ内外を工夫します。
急用でない限り極力慣れない場所へ連れ出さないようにします。
普段からの触れ合いや飼い主の声を聞いて過ごしている子達は突発的にパニックになったとしても段々と飼い主の声や手を頼りに落ち着きを取り戻します。
飼い主も驚き不安になりますが静かに寄り沿って様子を見守って下さいね🍀
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