開口呼吸はどんな時に起こるの?

開口呼吸とは…呼気中(息を体外へ吐く時)の水分を蒸散させて体温を下げようとしている時に行う行動です。

全てが危険が伴う事ではないのでそれを知るだけでも安心して行動が起こせますので、様々な状況で起こる安全・危険の見分け方や対処法をご紹介します😊


リラックスしている状態でも開口呼吸をします🕊

実は人の手の中に包まれている時や雛が巣の中で親鳥に抱かれて過ごしている時などリラックスしている状態でも開口呼吸をしています。

包まれているのが安心で心地良い状態で、自分がもう少しその場に留まるために少し体温を下げる時に行う時は見守っていて大丈夫です。

一時な体調の変化によって開口呼吸するとき🕊

開口呼吸を見たことのある場合に多いのがゲージ内や室内温度が高く暑いと感じている時ではないでしょうか。

温度の高低差に影響を受けて体温調節がうまくいっていない時は開口呼吸で体温調節をしている状態なので、温度調節をしてあげればすぐ治ります。

親鳥が育雛中で疲れていると体力を消耗してしまい酸素が必要で開口呼吸をする場合もあります。

何かに驚き飛び回ったりした後や、吐き戻しがあった場合など突発的に開口呼吸が起こる場合もあるので様子をみながら対応してあげて下さい。

てんかんによる発作の後や病気による開口呼吸のとき🕊

貧血による開口呼吸がありますがその場合はくちばしの色が白っぽく見た目で判断ができます。
貧血対策は日光浴と食事対策でも可能で、ペレットと青菜(特に小松菜)ボレー粉、塩土などを与えると良いです。

病気による開口呼吸は力なく座り込む様子や動きがゆっくりで目をつむりじっと寝ていることが多い状態や、下痢が続いていたり食欲がない状態に開口呼吸が起こります。

肝臓の機能が低下している状態や生まれ持った機能障害の個体、怪我による感染症や適切でない食事、肥満、誤飲などによっても引き起こす場合があります。

開口呼吸以外に咳やくしゃみ、首の腫れが見られるような症状があり気道が腫れて異物が付着して呼吸に合わせてプチプチと喉から音が聞こえたりします。

爪やくちばしが過剰に伸びたりお腹が腫れてしまったり尿が黄色や緑っぽくなることがあります。

元気がなく自宅療養では難しい場合は迷わず病院にかかってくださいね。
早期発見する事で回復が早い場合もありますし、一通り検診もしてくれるので安心できるかと思います。


私の通う病院で換羽期の貧血対策などに塩土と新鮮な卵の黄身、乾燥した卵の殻も勧められました🍚
卵の殻はボレー粉の代わりになり常に家にある食べ物なので与えやすいです。
※殻は煮沸して乾燥させた物を与えて下さいね💡

少しでも異変を感じたり不安な場合は病院に受診する事で適切な処置が受けられますし、その子にあったアドバイスを先生から得る安心もあります😊

体調の変化は雛から老鳥までどのタイミングで起こるかは個体差や環境によって違うので日々の様子を見守る事で、安全・危険の判断ができますよ🕊

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