文鳥の体重と不調のサイン

文鳥の体重は個体差で変わりますが目安として日々の健康チェックに役立てて下さい。

 平均体重   23〜28g
 削  痩   20g以下
 肥  満   30g以上
 体重下限   15g以下
 

毎日体重を測り記録しておく事で、その子の変化に気付ける事があります。

体重以外にも不調のサインに気付ける事がその子の早期回復に繋がるので毎日の触れ合いを大切にして下さいね💕


どんな事に気を付けるのか🕊

①体重の急激な増減があるか

体重に急な変化がある場合の殆どはごはんを食べない、もしくは食べる量が減っているということを示します。
選り好みをしたり急なごはんの変更などによって抵抗があり一時的に食べない場合などは体重は緩やかな減少になります。
急激な変化の場合には何らかの原因があり『食べられない』可能性があるので早急に病院で診てもらう必要があります。

②糞尿の色が普段と違ったり、水っぽい下痢になっている

獣医さんは必ず鳥の糞や尿を検査してくれます。
鳥の体に異常が生じたというサインが糞で現れるからだそうで、食欲がなく糞尿がいつもより異常がある時は疾患が考えられる可能性があるため早期の受診が必要です。

③咳やくしゃみ鼻水が出ている

鳥も風邪をひきます。
人は鼻水をかみますが、文鳥は鼻膣に鼻水が詰まると鳥は勢いよくくしゃみをすることで鼻水を外に飛ばそうとします。
くしゃみはプシュプシュと単発にしますが、咳の場合はケッケッケという音が連続するため咳だと判断できます。
頻繁にくしゃみや咳が続くようであれば肺や気管支に炎症がある可能性や、オウム病を発症している場合があるため早めに病院の受診をして下さい。
特に雛の頃に風邪のような症状がある場合は重篤化する可能性があるので早めの行動が必要です。

④飼育している環境の急激な変化

その子が過ごす環境が暑すぎたり、寒すぎでないかの確認が必要です。

文鳥はゲージ内の模様替えによって過ごし辛い時やゲージの設置場所が変わるだけでも食欲が落ちたり元気が無くなる場合もあります。

成鳥した子達はごはんに対して特定の嗜好を持っています🍚
今まで食べていたごはんの変化によって食べなくなる事が多くあります。
シード食からペレットに移すなどいきなりは難しいですし、シードも沢山の種類があり選好みしたり微妙な違いによって食べなくなることもあります。

⑤吐き戻しや異物を口にした可能性がある

家の中には様々な危険物があり、それは鳥にとって毒となるものも存在します。
鳥は拾い食いの習慣があるため足元に落ちている物をくちばしで拾ったり噛むことがあります。殆どの場合は食べ物以外は吐き出しますが誤って飲み込んでしまう場合もあります。
毒のある観葉植物や鉛などの有毒な物もあり、痙攣・嘔吐・呼吸困難・下痢など様々な中毒症状を起こし最悪の場合は死に至ることもあります。
人間の食べ物も有害となる食物があるので放鳥時の時には見守りが必要です。

金属・人間の薬・お菓子(特にチョコレート)一部の果実(特にアボガド)特定の観葉植物とその肥料・化粧品・タバコ・防虫剤・殺虫剤・壁紙なども危険になります。

⑥ケガをしてしまった場合やケガの恐れがある時

怪我の場合は放鳥時に多いようですが、住み慣れたゲージ内でも思いがけない怪我をする事もあります。
怪我の直後は大した事が無いように見えますが、見えない場所に骨折や打撲になっている事で元気がない場合があります。
明らかに普段とは違う様子の場合には速やかに病院で検査をしてもらって下さい。

⑦病気の鳥と接触した時

同じ空間に感染性のある病気を持った鳥がいる場合は直接触れ合いがなかったとしても感染を完全に否定することはできませんので、同類の症状が出た時には検査が必要です。

新たにお迎えした場合、元いた場所に病気の鳥がいる場合などで接触していた可能性もあるのでお迎え直後の経過観察も大切です。

毎日の体重測定と健康チェックの大切さ🕊

様々な不調サインがあり判断が難しく獣医さんを頼りにする事が多いですが、飼い主であれば『この状況ではない』という判断ができて多少の原因を絞っていくことは可能なはずです💡

状況によってはすぐに病院に向かわなくても保温をして休ませることで回復したりするケースもありますし、1~2日様子を見てからでも大丈夫な事もあります。

そういったことから毎日の体重測定と健康チェックがとても重要になります✨

毎日必ず声をかけ、その子の様子をみる事で不調サインに一早く気付けます。

触れ合いをする事で愛鳥と飼い主のコミュニケーションになりますし、お互いの安心に繋がります。

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