文鳥の一年
文鳥は四季によって生活に変化があります。
7月8月
今回は季節ごとにどんな様子なのか、どんな事に気を付けるべきかを記載します。
生活リズムや環境により個体差で時期にズレが生じますがおおよその目安として参考にして下さい。
一般的には春や秋は繁殖期として野生でも多くの鳥たちが卵を産み雛を育てる様子がみられます。
夏や冬は換羽期として暑さや寒さに対応するため羽毛が抜けたり生え変わったりします。
換羽が済むと通常期となり、ご機嫌によく食べ遊び活発な姿を見る事ができます。
繁殖期 9月~4月までの期間🕊
9月10月
この時期は気温も安定して文鳥も過ごしやすい季節です。
地域によっては寒くなる所もありますが、ヒーターはまだ大丈夫です。
繁殖を希望としている場合はオスとメスのつがいをこの頃からお迎えしお見合いさせておくと巣引きがとてもスムーズになります。
10月頃から発情し、ペアとして成立している場合は巣引きが始まります。
この頃はメスの文鳥が卵づまりをしていないかよく確認します。
11月
10月に巣引きが終わっていれば既に可愛い雛が誕生しています。
この頃の親鳥は体調が良い場合が多く雛も元気がありオスの割合が多いようです。
親鳥も元気いっぱいで熱心に雛を育てる姿が見られますので栄養食やボレー粉、青菜などをたっぷり与えて子育てサポートをしてあげて下さい。
単体の子達も触れ合いの中で発情し特にメスは無精卵を産んでしまい体力を消耗しますので発情抑制の為に日光浴をさせたり、カルシウム不足にならないよう食事に気を付けます。
この時期はゲージにもヒーターが必要になりますので保温湿度の管理をします。
12月1月2月
気温がぐっと下がり寒い日が続きますので体調の変化に注意が必要です。
またペアがいる場合は巣引きに疲れて体が弱っていたりするので毎朝の観察を慎重に行ってください。
文鳥は寒さに強いとされており野生だと雨や雪を凌げれば野外でも氷点下3℃位までなら平気で過ごせるそうです💦
しかし家で飼っている文鳥はそんな過酷な状況は避け、深夜の冷えにも必ず対応できるサーモスタット機能が付いたヒーターを活用し保温保湿に心掛けて下さい。
3月
少しずつ暖かくなりますが寒暖差があるので引き続き保温に心掛けつつ天気の良い日に日光浴をさせてあげると身体も丈夫になり、ストレスの軽減に繋がります。
換羽期 4月~6月までの期間🕊
4月
巣引きが最後の時期になるため親鳥も疲れが溜まっている頃です。
子育てが上手くいかない場合や雛の数も少なかったりする場合があります。
巣引きをしない場合には巣を取り上げて保温しゆっくり休ませてあげます。
単体で暮らす文鳥も体調を崩す子がいますので適温で過ごさせてあげて下さい。
5月
完全に巣引きを中止して食事に気を付けます。
早い子だと換羽が始まっている場合があるので栄養食やボレー粉や青菜をたっぷりと与えて栄養を摂ってもらいます。
暖かくなってくると虫が発生するので鳥かごを綺麗に掃除して煮沸などで消毒し日光に当てて乾かし清潔に保ってあげてください。
6月
多くの文鳥に換羽が見られる頃です。
栄養のある食事を引き続き与えて換羽を助ける栄養サポートが必要です。
通常期 6月~8月までの期間🕊
6月
早い子だと4月に換羽が始まり6月にはすっかりご機嫌な子もいます。
6月は暖かく過ごしやすい季節で日光浴や水浴びに適しています。
暑さが厳しくなってくる為ゲージを設置している室内も快適な温度にします。
クーラーや扇風機の風は直接当てないようにします。
少しの暑さなら文鳥にとっては過ごしやすいので室温とゲージ内の温度を調整します。
夏場は日光浴する時に直射日光は控え網戸越しでも十分日光浴が可能なので窓際な時間を見ながら調整してあげて下さい。
1年を通して見てみると通常期が思ったより少ないと感じました😅
もちろん環境によって時期がズレている子も沢山いると思いますが目安として知っておくと慌てずに対応できそうですね。
四季の中で身体の変化に対応しながら過ごしているので、私達飼い主の見守りとサポートはお家で暮らす鳥達にとって嬉しい筈です✨
快適に過ごして貰えるよう楽しみながら頑張りましょうね🕊
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