文鳥の止まり木

鳥の本能は外敵から身を守るために高いところや見晴らしの良い場所を好み、自身の周囲が安全であることを常に確認しながら暮らしています。

家で過ごす文鳥たちは安心しきって足元でくつろぎ眠る子もいますが、肩や頭の上など比較的高い所に止まりくつろぐ子も見られます。


理想の止まり木の太さや材質🕊

ゲージの中で高低差をつけ工夫して止まり木などを設置しているかと思いますが、自然界で更に高い木々に止まり風によって木々は揺れています。
この揺れている中でも上手にバランスを取ることができるのでブランコなども好みます。

止まり木(パーチ)が太くても細くても上手に掴み乗ることができますが、理想的なパーチの太さは止まり木を掴んだ時に円周の約7割(2/3のを掴む)くらいの太さのパーチが良いとされています。

フィンチや小型インコなど小型用パーチは円周が約12ミリ・オカメインコなどの中型用は円周が15ミリ程のものが付属されている事が多いですが、付属する止まり木だけを使用するのではなくいくつかのパーチを用意してあげて様子をみていくことで段々とその子の好みが見えてくるので飼い主が好き嫌いを見極めていくことが大切です。

🌳天然木材等で文鳥にも安心して使える木があります🌳

リンゴの木…果樹で様々な種類があり、小枝をおもちゃとして市販されていたりします。

ナシの木…果樹で表面が滑らかですがでこぼこもあるため脚力の弱い子も爪掛りの良い形状になっています。

ユーカリ…コアラの食料として知られている木ですが鳥も好む材質です。

他にもクヌギ・シカラバ・竹・山桃・ キウイなどの枝も好まれます。

インターネットで鳥の止まり木やおもちゃ等様々な商品が売られていますが、鳥に対して害のある植物 (木材) を良しとして販売しているお店もあることも🚫

素性のわからない流木やヤニが出ている木材やカビが発生しているもの、朽ちかけている木材や芽や葉がついているものなどは避けなくてはいけません。

市販の物を購入する場合は材質がきちんと表記されている物を選びましょう。

DIYをされる方は木材を揃える時に使用可能な天然木材を選び、希望の木材がない場合は苗園や木工材業者さんがインターネット上で販売している会社もあるので、産地が分かる原木を指定して安全な木材を入手するようにしてください。

室内にも止まり木がある安心🕊

野生の鳥たちは餌を探し移動して安全で快適な止まり木を見つけて休みます。

家の中で生活している鳥たちは飼い主が用意した環境の中で生涯暮らしていくことになります。
同じ空間で同じものがずっと並ぶままでは飽きてしまいます。

環境の変化を怖がる子もいますので一気に変えるのではなく、室内の環境に慣れ行動範囲が広がる頃から少しずつ止まり木など各所に設置して様子をみていきその子のお気に入りになる物を選ばせてあげられる環境をつくるとより一層楽しい空間となりますよ✨

室内に愛鳥の遊び場を設けアスレチックを用意している飼い主さんも見られますがとても素敵です💕本格的でなくても放鳥した室内にちょっとした止まり木があるだけでも刺激となり慣れるとそこで安心して羽を休めてくれたら嬉しいですね。


室内の高い位置に止まり木を設置したりして放鳥時間をさらに楽しくさせる方法もあります。

自然にある木々の枝の高さは最も低い位置で170~180cm程度で殆どの人が下を通っても干渉がない高さです。

我が家は扉の高さと同じ2メートルの高さに壁に打ち付けたパーチがありますが水浴び後の羽繕い等で大活躍します😊

高さがある止まり木やロープなどは周りを見渡せるので喜んで止まってくれる姿がみられます。
壁に打ち付けなくてもカーテンレールなどを活用しS字フックなどで引っ掛ける事や鴨居クランプを使えば家を傷付けることなくフックを作る事ができます。

止まり木やロープなど好きな物が広がり毎日選べる空間作りをする事で飼い主も愛鳥も楽しい放鳥時間になっていきそうですね🕊

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