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文鳥と嗅覚と魚

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嗅覚を必要とする哺乳類は特に嗅覚が発達していて、脊椎動物の大脳の先端に匂いの感覚を処理している部位があり   嗅球 きゅうきゅう   といいます。 もちろん鳥類の脳にもこの 嗅球が存在しています✨ 飛ぶ時にその場の匂いから場所や位置などを判断していたり、一部の鳥は巣を作るのにも嗅覚を使って巣材を集める子のいる事が研究で分かったそうです。 そんな発達した嗅覚を持っている文鳥ですが、おやつに煮干しを与えると興奮した姿をみせるのですがご存知でしょうか。 かなり興奮気味に口にくわえて豪快に食べたり、上手に体制を整えてからゲージに運ぼうとする姿を目にします。 なぜ魚に反応するの?🕊 野生の鳥類は親鳥から与えられる餌に虫などの動物性タンパク質が含まれるものを口にして育ってきました。 家で過ごす文鳥はもちろんそのような餌を食べることはありませんが、 本能 によってにおいを嗅ぎ分けて動物性タンパク質とミネラルを摂ろうとする行動なのだそうです。 昔は国内の文鳥生産地で飼料に魚粉を混ぜていた事も好まれる理由と言われていることから遺伝なども関係しているのかもしれませんね。 もちろん個体差はありますし必ず与える必要はありません😊 ごはんを色んな種類食べられる子もいれば偏食気味で食事に変化や刺激を与えたいと考えている方へ愛鳥のおやつ代わりに楽しめるものの一つに煮干しを選んでみてください。 煮干しは栄養が豊富です✨ タンパク質・脂質・炭水化物・カルシウム・鉄・DHA(脳や神経の発達に必要な成分が豊富)EPA(血液をサラサラする働きがある)などが含まれています。 ペット用の煮干しも販売されており鳥類以外にも与えている動物が多くいます。 スーパーなどで国産の無添加で無塩の煮干しも販売していますので成分表をよく確認して選んでみてください。 換羽期や繁殖期などでカルシウムやミネラル補給の為に週に1〜2回程度与えたり、普段の生活のおやつに週1回くらいのペースで十分です。 ※煮干しのことをいりこと呼ぶ地域がありますが主に 西日本ではいりこ ・ 東日本では 煮干し と呼ばれています💡 鳥類は一昔前では嗅覚が発達していないと言われていたそうです。 我が家のつぶは新鮮な野菜やくだものを食べて欲しくて用意しますが、くちばし近付けてしばらく迷うので、 てっ...

鳥の呼吸について

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鳥の体内には他の動物には見られない気嚢(きのう)という器官があります。 体に必要な酸素を効率よく取り入れるための仕組みがあり、恐竜も同じ気嚢のシステムを持っていたと言われています🦕 気嚢があるため鳥は 吐く・吸う の行為を   同時  に行うことができ、常に新鮮な酸素を肺から取り入れることができます。 ですが呼吸器系に細菌等が入り込んだ時は体中に広がった気嚢により症状は全身におよんでしまい慢性化すると治りにくいのです。 呼吸の異変や異音について🕊 文鳥の呼吸は 無音 です。 呼吸に違和感や苦しさを感じている時はいつもより肩が大きく動いたり、尾羽が上下に大きく揺れたりします。 ・温度が適温で興奮状態でないのに開口呼吸をしているとき ・浅く早い呼吸をしているとき ・激しく動いた後に呼吸が整わずにいるとき ・喉の奥からプツプツ、ヒューヒュー、きゅうきゅうなど異音があるとき 上記のような異常な呼吸がある場合はウイルスや細菌・真菌などの病原体の侵入によって起こり、鼻炎・副鼻腔炎・ 気管炎・ 鳴管炎・気管支炎・肺炎・気嚢炎といった病気が考えられる場合があります。 鳥のくしゃみは鼻孔に異物が入った時や空気中の刺激物に反応した時のような一時的なものから、鼻炎や副鼻腔を起こした時に起こります。 細菌感染によって鼻炎副鼻腔を起こしている場合はくしゃみと共に鼻汁が出たり、くしゃみと一緒に鼻水を飛ばす事があります。 軽い鼻炎だったものが気づくのが遅れて併発すると目の周りが腫れるなどの新たな症状が出て酷くなります。 呼吸器系の疾患で気をつけたいのが 鳥クラミジア症 (オウム病)です。 オウム病というのは一般的に人間側で使う病名で鳥の場合は鳥クラミジア症と呼びます。 人間で例えるとインフルエンザに似た症状で肺炎や脳炎に至ることがありますが、鳥の場合は喉の異音や咳くしゃみなどの症状や呼吸困難などの呼吸系の様々な症状を引き起こします。 肝臓や膵臓が腫れることも多く食欲不振や震えなどの症状も伴います。 人間に対する感染力は強くはないですが飼育している鳥が鳥クラミジア症を発症した場合には鳥の早期完治と人間への感染防止のために徹底した消毒などの衛生管理が必要になります。 ※鳥クラミジア症を保菌しているかどうかは血液検査と糞便検査によって鳥クラミジア症の遺伝子を検出すると...